症例 概略
不妊症-2 愛知 T・Kさん(S51生)治療開始年齢28歳
 結婚して4年。妊娠暦なし
子宮内膜症があり、1年前に手術をしたがその後も妊娠できない。
不妊の検査については異常なし。
漢方治療を始めて4ヵ月後に自然妊娠、無事出産。

体調:冷え症、生理周期は28日型で順調。生理痛は激しい。食事は美味しい。

子宮内膜症は、生活環境やライフスタイルの変化により急激に増加しており、日本では100万人ほど女性を長く脅かしている、現代の代表的な女性の慢性疾患です。子宮内膜症は、激しい月経痛などの痛みと子宮内膜症の存在が不妊症を引き起こすということです。
原因不明とされている不妊の半数は子宮内膜症不妊の可能性があるといわれています。
子宮内膜症に対する医療状況は、薬物治療・腹腔鏡手術・開腹手術ともに再発率が高く、1年後の再発率は70%といわれています。

T・Kさんの場合は、子宮内膜症があり1年前に手術をされたのですが、まだ激しい生理痛があるため、子宮内膜症不妊の可能性を第一に考えました。
平成17年5月
   少腹遂瘀湯加桃仁紅花を1日3回服用開始
平成17年6月
   同一処方を1日3回服用
平成17年7月
   生理痛が楽になる
   同一処方を1日3回服用
平成17年8月
   内膜症のマーカーCA-125が29U/ml(正常値は35U/ml)
   同一処方を1日3回服用
平成17年9月
   同一処方を1日3回服用
平成17年10月
   *妊娠
妊娠が成立したため当帰芍薬散合寿胎飲にする。
平成17年11月
   *経過良好
   当帰芍薬散合寿胎飲を1日3回服用
平成17年11月
   *経過良好
   当帰芍薬散合寿胎飲を1日3回服用
平成18年6月
* 出産