症例 概略
不妊症-1 愛知 Y・Kさん (S37生)41歳 
 結婚して3年半。
不妊の検査結果:卵管検査正常、フーナーテストも良好、ほかにも異常なし。
これまでの経過:人工授精(AIH)8回、体外受精2回。いずれも妊娠せず。
今後も体外受精をするつもりだが、妊娠しやすい身体づくりをしてからのほうが良い事を知り漢方治療を始める。
漢方治療を始めて約1年後に体外受精を実施し妊娠、無事出産

体調:疲れやすい、冷え症、低血圧、首や肩がよくこる、食事は美味しい、
生理周期は35〜55日、月経期間は4日、月経量は少ない、基礎体温は高温期が不安定で
36.7Cを越える日は2〜3日しかない。

平成16年4月
 当帰芍薬散、鹿茸、人参、巴戟天、鶏血藤を1日3回
 生理の初日から5日間、桂枝茯苓丸を1日3回服用開始
平成16年5月
 低温期のままで、まだ排卵なし
同一処方を服用
平成16年6月
 5月の中旬より高温期になり14日間持続、6月1日に生理
 今回クロミッドとHMG-HCG療法にて体外受精の予定
 同一処方を服用
平成16年7月
 体外受精の日から菟緑子・桑寄生・続断・阿膠を服用
 *妊娠せず
平成16年8月
 当帰芍薬散、鹿茸、菟絲子、鶏血藤、紫河車を服用
平成16年9月
 低温期が続き排卵も生理もなし。この状態で体外受精をしてもまだ妊娠する可能性は低いと判断し、漢方薬だけで半年ほどしっかり身体を整えてから体外受精に臨むように計画する。
 逍遥散、四物湯、鹿茸、紫河車、鶏血藤を服用
平成16年10月〜平成17年6月まで継続服用
 漢方治療だけで排卵もあり基礎体温の高温期も以前より改善、体調も良い。7月に体外受精を予定、これで妊娠しなかったら赤ちゃんはあきらめるとのこと。
平成17年7月
 体外受精・胚移植実施
 寿胎飲服用
 *妊娠
平成18年1月
 *現在妊娠6ヶ月
平成18年5月
 *出産