症例 概略
男性不妊症-1 岐阜 M・Sさん(S47生)治療開始年齢33歳
 結婚して5年。妊娠暦なし
精液所見
精子濃度 2600万/ml
運動率  45%
奇形率  40%(正常形態精子が60%)
漢方薬4ヶ月服用にて奥さん妊娠

体調面はほとんど問題はなし。

男性の正常精液所見は
精子濃度 2000万/ml以上
運動率  前進精子が50%以上または
     高速直進精子が25%以上
精子形態 正常形態精子が30%以上
精液量  2.0ml以上
精子生存率75%以上(WHO)

となっていますが、これは「自然妊娠のための最低条件」であり、日本人の標準に比べるととても低い数値です。
日本人の標準は以下ですので比べてみてください。
精子濃度 6000万〜2億/ml以上
運動率  前進精子が70〜90%以上または
精子形態 正常形態精子が80%以上
精液量  2.5〜4.5ml以上

M・Sさんの所見はWHOの基準から判断すると運動率だけが基準以下です。
しかし、日本人の標準と比較すると精子濃度は大変低い値です。
運動率の改善と同時に精子濃度もよくすることを目標に処方しました。

平成17年7月
   五子衍宗丸+ユビデカレノン。1日2回服用
平成17年8月〜10月
   同一処方を1日2回服用
平成17年11月
   *奥様妊娠