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昭和56年から漢方薬の啓蒙のため、地元紙中日ホームサービスに
毎月「漢方療法」と題して連載しています。
過去に掲載された内容の一部を紹介します。

ごゆっくりご覧ください。
お問い合わせは最下段からどうぞ。
漢方療法
  1、がんは克服できるもの
  2、不妊症の周期療法
  3、パニック障害は治る
  4、胃下垂で太れない
  5、便秘
  6、胆石、腎臓結石、尿路結石
  7、めまい、耳鳴り
  8、膠原病
  9、当帰は婦人の宝
 10、カゼの初期治療

漢方療法
がんは克服できるもの

1 がんは克服できるもの
どのような人でも、いきなり「がん告知」を受けると、落ち込むでしょうし、思いきり不安になるはずです。しかし、患者さんご自身に治ろうという強い意志があり、ありとあらゆる努力をする用意があるのならば、がんは克服できると私は考えています。
実際に当薬局では、多くのがん患者さんが、克服する手立てをみいだし、元気に生活をしていらっしゃいます。万が一「がん」になってしまったとしても必要以上に不安にならないでください。

がんを治す上で大切なこと
「がん」は、今までの生き方などのどこかの間違いが原因なのです。その結果免疫システムの働きが阻害され「がん細胞」が成長していく体内環境になってしまったのです。
したがって、それを是正し、免疫システムを強化すれば、がんは克服できるのです。
医者にすべてお任せして治してもらおうという発想は、正しくありません。
かといって、代替療法だけに頼るのも、はなはだ危険なことで賢明ではありません。

克服の本質は栄養と  スピリッツと免疫
がんと診断されたら、手術や化学療法が開始されるまではある程度の期間があります。
すぐに、栄養療法と、免疫療法を開始します。
免疫を低下させ「がん」を増殖させるプロモーターである「タバコ、塩分、高脂肪、強いアルコール」は避けてください。
自律神経免疫療法も効果を発揮します。
湯たんぽ免疫活性療法もリンパ球を増加させ病気と戦うパワーを強化してくれます。
栄養療法のポイントは、良質なアミノ酸の補給です。
手術・化学療法・放射線治療のあとも少なくとも1〜3年、できれば5年間は、西洋医学の治療だけではなく、栄養療法・免疫療法を受けることです。
がん治療に関しては、この栄養療法・免疫療法が不可欠です。
完治するか、しないかの分かれ目にはいろいろな要素がからんでいますが、ほぼ全てに人に共通することは、栄養と免疫とスピリッツの問題です。




漢方療法
不妊症の周期療法

2 不妊症の漢方周期療法が効果をあげています
不妊症の漢方療法には『周期療法』という治療法があります。これは、月経の周期に合わせて薬の配合を変え服用するもので、体調を整え、受精しやすく妊娠が継続できる健康なからだをつくる方法です。
妊娠率の高い治療法です。

その方法は
 その方法は、@月経期、A卵胞発育期、B排卵期、C黄体期の
4期に分けて基礎体温表を見ながら薬を服用します。

@月経期:月経血を体外にきれいに排出させるための活血薬と理気
 薬を服用します。
 血府遂瘀湯、桂枝茯苓丸などが用いられます。
A卵胞発育期:卵胞の発育を促進するための滋陰養血薬を服用し
 ます。
 参茸補血丸、海馬補腎丸、婦宝当帰膠などが用いられます。
B排卵期:排卵を促すための温陽活血薬を服用します。
 排卵助孕湯が用いられます。
C黄体期:黄体ホルモン機能を促進し、受精卵が着床し、妊娠を継
 続させるための温陽養陰薬を服用します。
 海馬補腎丸、婦宝当帰膠などが用いられます。

◇生理が不順な場合はある程度生理を整えてから
この『周期療法』は、月経周期がある程度正常な婦人が対象ですから、生理が不順な人は補腎薬、補気薬、補血薬、疏肝理気薬などである程度月経周期が改善した後に周期療法に移行します。

◇妊娠が成立したら◇

妊娠しにくい方は、流産もしやすいため、その予防などのために
「保胎飲」という漢方薬を妊娠5〜6ケ月まで服用します。

不妊症の原因の中には子宮内膜症、抗精子抗体の存在などの免疫学的因子によるものが、最近は増加傾向にあります。その場合は、それらに対する治療も平行して行います。

漢方単独医療から、人工授精や高度生殖補助医療の基礎療法(受精や看床可能な体にする)まで、漢方の不妊に対する効果は大いに期待できるものです。
 

漢方療法
パニック障害は必ず治る

3 パニック障害は必ず治る
 動悸、めまい感、震え、窒息感、吐き気、しびれ感、胸痛や胸部不快感などが前ぶれもなく起こり、ひどい場合には全身の硬直感や死の恐怖に襲われ、救急車を呼ぶことになる.しかし、病院に行くが、着いたころには発作はおさまってしまう。
検査をしても何も異常は見当たらない.そんな症状で苦しんでいる人は多くなっています。

これは『パニック障害』と呼ばれています。
パニック発作のピークは数分で、その後、徐々におさまってきます。だいたい数十分で、なかには完全に落ち着くまでに一時間以上かかるという人もいますが、時間がたつと、元の状態におさまります。
パニック発作を経験すると、そうしたした場面を避ける「恐怖症的回避傾向」と、今は良くてもいつ発作が起こるかもしれないという「予期不安」の症状が起き、たとえば渋滞、高速道路、高架、バスや電車などを避けるようになり、行動範囲が限定されるようになり、一般的な社会性も低下してしまいます。そのために学校や会社に行けなくなるケースもあります。


パニック発作を起こした患者さんは
パニック発作を起こした患者さんは発作を起こす度に病院に行きますが、病気ではないとか異常はないといわれて帰されてしまうケースも多く、あまりにも生々しい辛い症状と診断のギャップに不安や不満、困惑を感じられるでしょう。

漢方医学ではパニック障害のことを古くから驚悸症と称して様々な適切な治療があり、その考えは自律神経、情緒の要である肝の働きを強化しながらリラックスした状態を保ちます。代表的な処方に、天麻鈎藤飲(てんまこうとういん)、鎮肝熄風湯(ちんかんそくふうとう)、抑肝散加陳皮半夏(よっかんさんかちんぴはんげ)などがあります。

適切な漢方薬の服用と、発作なしの成功体験の積み重ねを脳にインプットすることがパニック障害の治療における要になります。



漢方療法
胃下垂で太れない

4 胃下垂で太れない
本人は何とかしたいと思っていても、「病気ではない」といってとにかく軽視されやすいものに胃下垂があります。

食欲が少ない、食後お腹が張ったり眠くなる‥‥
食欲が少ない、食後お腹が張ったり眠くなる、なかなか太れない、疲れやすい、下痢または便秘、血圧が低めでめまいがする、頭痛や肩こり、女性の場合は、冷え症や流産をしやすいなど、なかなか治りにくい症状を伴う場合が多いものです。
本来、動物の内臓は横になっているものですが、二本の足で立ち、直立の生活をしている人間は、内臓も縦に位置し、内臓が下がりやすくなっています。
体質的に筋肉の弱い人、姿勢の悪い人は余計に内臓が下がりやすくなります。
しかし、体質だから仕方がないという見方もあり、相談をしても突き放されてしまうこともあります。

太りたい人は、ぜひ漢方薬を服用してみましょう。
しかし、適度な運動により全身の筋肉を鍛錬し、食事に気をつけながら、漢方療法をすれば大半が治るものであり、あきらめる必要はありません。

漢方医学では胃下垂のことを中気下陥と称して様々な治療が工夫されており、その考えは消化器の要である肝臓を強化しながら脾胃をたて治すようにします。

代表的な処方に、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、香砂六君子湯(こうしゃりくんしとう)、小建中湯(しょうけんちゅうとう)、四君子湯(しくんしとう)等があります。

一ケ月に1kgを目標に!
体質と症状に合わせて加減すれば、必ず効果が現れてきます。毎日服用していると食事が美味しくなってきます。一般に1〜2ケ月後から1ケ月に1kgは太ってくるでしょう。
太りたい人は、ぜひ漢方薬を服用してみましょう。

漢方療法
便秘、がんこなものもあります

5 便秘、がんこなものもあります!
慢性の便秘に悩んでいる人は多いものです.下剤の乱用のため、薬を飲まないと排便がないという人もいます。
便秘の原因には、腸管の緊張が強すぎるもの、腸管や体の筋肉が弱く、腸の便を送り出す力のないもの、腸の中が乾燥して便が硬くなり出にくいものなどがあります。
漢方医学では、便秘を原因から改善して根本から治そうと考えます。

タイプによって使い分ける
さて、治療法ですが、便が細かったり、コロコロとしたウサギの糞のようになる緊張性のものは、その緊張を解き、気分をリラックスさせるために、肝臓の働きを強めることが必要です。それには柴胡(さいこ)や芍薬(しゃくやく)の入った漢方薬が有効です.処方では六磨湯(りくまとう)、朴黄湯(ぼくおうとう)大柴胡湯(だいさいことう)が使われます。便秘と下痢が交互にくるような場合には逍遥散(しょうようさん)や桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)が効果的です。

筋肉や、腸の働きの弱いタイプ
一方、筋肉が弱く、腸の働きも弱い人は、まず適度な運動をして全身の筋肉を強化することです。同時に補中益気湯(ほっちゅうえっきとう)や六君子湯(りくんしとう)等で胃腸の働きを強め、はじめのうちは麻子仁丸をねる前だけ併用して、排便の手助けをしてやります。
 乾燥による便秘は、お年寄りに多いものですが、これは一種の栄贅不足による便秘です。滋潤剤というものを使い、体にみずみずしさ、潤いを与えて、便のすべりをよくするようにします。それには増液湯(ぞうえきとう)、潤腸湯(じゅんちょうとう)、六味地黄湯(ろくみじおうとう)などが適しています。

 いずれにしろ、適度な運動と朝食後の排便の習慣は大切です。朝のウンコは健康のバロメーターです。心がけましょう。

漢方療法
胆石、腎臓結石、尿路結石

6 胆石、腎臓結石、尿路結石
からだの中で化学成分が固まって”石”となったものを結石といいます。結石ができると、石自体が粘膜を刺激したりして痛みを起こすほか、からだの中の分泌物が通り道をふさがれた状態になるため、さまざまな悪い影響が出てきます。
 結石の出来やすい場所は胆道と尿路で、それぞれ「胆石症」「尿路結石」とよばれています。
 胆石症は検査をすると成人100人のうち5人の割合で見つかります。ただし、結石が見つかっても、症状はまったくない人もいます。中年以上の太った人に多く、女性患者が男性患者の約2倍です。
 一方、尿路結石は約20人に1人が、一生のうちいずれかの時期に一度はかかるといわれています。
 からだの中にできる石は、胆石、尿路結石のほかにもいろいろあります。たとえば、耳の中にできる真珠腫、唾液管や唾液腺の中にできる唾石、胃にできる胃石などがあります。

今回は、結石に効果のある2つの薬草を紹介します。

金銭草
マメ科の植物金銭草(きんせんそう)は、中国から輸入でき、わが国でも入手できるようになりました。
 この植物は、腎臓や尿路、胆のうなどの結石を流し出す作用があります。
 中国には、腎臓や尿路結石の治療に「腎石一方(じんせきいっぽう)」、さらに胆石には「胆道排石湯(たんどうはいせきとう)」など、金銭草を配合した専門的な処方があります。
 尿路系の結石の場合、従来の日本の漢方では、主に猪苓湯が使用されていますが、この漢方処方は膀胱炎や尿道炎には効果がありますが、溶石作用のある薬草の配合がないため結石の治療としては、効果は今一つといわなければなりません。この場合も猪苓湯と一緒に金銭草を加えて用いると、排石効果が数倍高まります。
慢性化して繰り返す腎臓結石にも「腎石一方」は効果があります。この場合、六味地黄丸のような補腎薬と金銭草を併用しても効果があります。

ウラジロガシ
一方、四国地方に古くから伝わる民間生薬であるブナ科の「ウラジロガシ」は、徳島大学医学部の梶本教授らによって十年以上の研究の結果、胆石、尿路結石の形成抑制及び溶解作用の科学的な裏付けもされたもので、長年にわたる民間療法としての歴史的背景からもその効果と安全性が確立しています。
 金銭草とともに結石治療に幅広く利用されています。

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めまい、耳鳴り

7 めまい、耳鳴り など
 めまい、耳鳴り、難聴、頭重感など同時にいろいろな症状に見舞われるこの病気には、よい薬がないといわれています。
 この病気は、内耳にある平衡感覚器の一部に、余分なリンパ液などがたまることによって起こります。しかし、どうしてそうなるのかはまだ明らかではありません。
 このような病気にも、漢方医学の考え方を応用すると、よい効果をあげることがあります。

とてもつらい症状です
 リンパ液は体液の一部であり、漢方医学では体液のことを津液といいます。
 そこで、メニエール病の治療にも津液、つまり体の水分を調整する治療が応用されます。津液の調整は、主として脾・肺・腎の3つの内臓が協力して行い、中でも腎が主役であります。
 そこで、利水作用の強い処方を用い、余分な体液を速かに排出するようにします。
 よく使われる処方は、苓桂朮甘湯、沢瀉湯、真武湯です。ともに脾と腎のはたらきを強めるものです。慢性化している場合は、体質改善のために、これに他の処方を加えて補強し、長期的に治療します。
 例えば、構神的なストレスに弱い人は天麻鈎藤飲、心身の疲労により症状が悪化する人は帰脾湯、胃腸が弱く体力のない人は補中益気湯、足腰が弱く耳鳴りや目のかすみ等がある人は六昧丸・杞菊地黄丸等の処方を併用し、体力の強化につとめます。

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膠原病

8 膠原病には免疫力を高め、活血化瘀する!
膠原病という病名は、不治の病の代名詞のようにさえ思われがちですが、これはまったくの誤りです。
膠原病と呼ばれる病気には、SLEのほかに、皮膚筋炎、結節性多発性動脈炎、慢
性関節リウマチなどがあります。これらは、いずれも免疫の乱れと深い関係のある病気で、本来自分の体を外敵から守る防衛軍が、自分自身の体を敵と間違えて攻撃し、破壊するという困った現象であります。
その結果、筋肉や関節などが変質したり、変形したりして、こわばりや痛み、機能の失調、出血などの損害を生じることになります。
そこで根本的な治療としては、免疫と呼ばれる、自分自身の防衛体制をもとの正確な状態に戻さなければならないのですが、これがきわめて難しく、結局は一時押さえの炎症止めに終始しているといったところが現状です。

補腎剤と活血化瘀剤
自分自身を感染や破壊から守る、免疫力の正常化のためには、中国医学の「補腎」という治療法がよい効果をあげています。
また、人体のかなりの部分は血管によって占められており、各組織や器官の働きは、血液から得られる栄養素、酸素、ホルモン等によって支えられています。
血行が停滞すると体は正常な防衛反応ができなくなり、抵抗力が低下してしまいます。そこで、常に血行を改善し、きれいな血液を体内に循環させておくことが大切です。この血行を促進し、血液を浄化する方法は「活血化瘀(かっけつけお)」という方法です。
膠原病に対しては、この二つの治療法を基本にして、対症療法も同時に並行し、3〜5年をめどにして、焦らずに取り組めば、リューマチ反応がマイナスになることも決して稀ではありません。どうか、あきらめずに病気と闘い、勝利を収めていただきたいものです。

漢方療法
当帰(とうき)は女性の宝

9 当帰(とうき)は女性の宝
 むかし中国のある村に夫婦が住んでいました。しかし妻が婦人病になって、すっかりおもしろくなくなった夫は、ある日こっそり妻を残して逃げ出しまたし。いまでいう蒸発です。
悲しんだ妻は、人づてに山に生えているある薬草を煎じて飲めば、夫が帰ってくると聞きました。
 そこで山に入り、その薬草を探し出して、煎じて飲んだところ、病が治ったばかりか、以前より若く美しくなりました。

夫が当(まさに)に帰(かえ)る
蒸発した夫は人づてに「おまえのところの奥さんはきれいになり、元気になったぞ」と聞いて、妻のいる村にいそいそと帰ってきたといいます。
妻は夫が帰ってきたのは、山から採ってきた名もわからない薬草のおかげと、夫が当に帰る薬草を「当帰」と名づけたというわけです。
江戸時代にこの薬草が日本に紹介されて、植物名もトウキと呼んで栽培されています。

婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
 女性は、女性特有の体質や機能から、どうしても貧血、冷え性、生理痛、生理不順、肩こり、のぼせ、めまい、更年期障害などの諸症状がおこりがちです。
 女性の健康は血液との関係が密接であり、血液の流れをよくすることが基本的に大切なことです。「当帰」は血液を増やし、血のめぐりをよ<し、体を温め、ホルモンの失調を整え、まさに「女性の宝」です。
 この当帰を成分の7割配合し、黄耆、地黄、茯苓、芍薬、党参、阿膠、川芎、甘草の9種で構成された生薬製剤が「婦宝当帰膠」です。日本で入手できる、中国の漢方薬です。

漢方療法
カゼの初期治療

10 カゼの初期治療
 カゼの初期症状には大きく分け二つのタイプがあります。
 一つは寒けが少なく、熱が早く出て、のどがはれる″熱感型″の風邪で「赤いカゼ」
です。原因はウイルスや細菌がノドや鼻の粘膜から感染している場合であり、へんとう腺の弱い人に多くみられるタイプです。これに対応する漢方薬は天津感冒片や銀翹散や銀翹解毒片などの抗ウイルス、抗薗力のある処方が有効です。
 二つ目は寒気のするタイプの悪寒型の風邪で「青いカゼ」です。ゾクゾクしたり、鼻水がでたり、手足が冷えて温まりにくく、体の関節が痛むこともあります。原因は寒さや疲れによって主に毛孔から感染したと漢方では考えます。この場合の熱は少し遅れて出てくる事が多く、対応する漢方薬は身体を温め、少し汗をかかせると治ります。たいていの場合は、葛根湯等が有効です。症状が強い場合は発汗力の強い中国感冒片を暖かいお湯で服用します。

天津感冒片と葛根湯
 カゼの初期治療のコツは簡単な知識ではありますが、効果は絶大です。少なくとも″天津感冒片(てんしんかんぼうへん)″と″葛根湯(かっこんとう)″の二つの処方を家庭に常備しておき、家族とくにお母さんがその使い方をマスターしていただきたいものです。その上で、かかりつけの漢方の先生に指導を受ければ万全です。

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