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◇がんについて◇

今回はがんの免疫療法について解説致します。
学問としての癌の医学は進歩していますが、
患者さんに施される医療に関しては残念ながらそれほどでもありません。

そんなに甘いものではありませんが、がんはけっして不治の病でもありません。
私どもの薬局でがんを克服された方は多くいらっしゃいます。
完治をめざす"希望”と"勇気”をもってください。
まだまだ できることはたくさんあります。
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ガンに対する考え方 その@
 どのような人でも、いきなりがん告知を受けると、落込むでしょうし、思いきり不安になるはずです。しかし、患者さんご自身に治ろうという強い意思があり、あらゆる努力をする用意があるのならば、がんは完治しうる可能性はあると私は考えています。

がんは決して不治の病ではないのです。残念ながら特効薬はいまのところありません。
しかし、その人にあった、治りうる手立ては必ず見つかるのです。
実際に私の薬局では、治る手立てをみいだし、元気に生活をしていらっしゃる患者さんは少なくありません。

癌治療(手術・化学療法・放射線)は早いスピードで進歩しているように思われているようですが、残念ながらそれほどでもないのかもしれません。
学問としての癌の医学は進歩しているのかもしれませんが、患者さんに施される医療に関してはそれほど進歩していないというほうが正確です。

胃がん、子宮頚部がんなど、一部のがんの診断に関しては進歩がみられ、以前にくらべ早期のがんがみつかるようになりました。
そのために、一見治療効果が上がったかのような錯覚に陥るのですが、実は、より早期のがんが発見されるようになったために、見かけ上、がんの生存率が上がったかのように映るだけなのです。
つまり、ある程度進んだがんに対する治療成績には、はっきりとした改善がみられないというのが実態です。

"がん"そのものを専門にする、いわゆる"がん専門医(全身病として"がん"というものを捉え、総合的に治療をする医者)"が大変少ないのも西洋医療の大きな欠点の1つでもあります。

がん、とりわけ中等度以上に進行してしまったがんに対しては、対症療法を積極的に行ったとしても、わずかな延命効果しか得られないのが現状で、そのわずかな延命効果も、多大な苦痛と忍耐を代償にしてやっと得られるかどうかという非常に厳しいレベルなのです。

ガンに対する考え方 そのA
今のガン医療の一番の間違いは、免疫の強化・栄養の強化・メンタル療法・血行の改善など「癌と戦うための基礎療法」を怠っていることなのです。

たとえば手術のあと少なくとも1〜3年、できれば5年間は、抗がん剤と放射線だけの治療ではなく、免疫療法・栄養療法・メンタル療法を受けることが不可欠なのです。
本当は手術の前からがよいのですが、少なくとも手術の後は、しっかりとこれら療法をすることが必須なのです。
これらの基礎療法の前提がない抗がん剤、放射線などは、理論的には大変なる手落ちと私は考えています。

超早期のがんの場合ならいざしらず、ある程度進んだがんに関しては、栄養療法・免疫療法が不可欠です。
完治するか、しないかの分かれ目にはいろいろな要素がからんでいますが、ほぼすべての人に共通していることは、免疫と栄養とメンタルの問題です。

生活習慣などを改め、きっちり免疫療法・栄養療法などを実行されている患者さんは、完治する確率は極めて高いのにくらべ、がんになる前とほとんど変わらない生活を続けていらっしゃる方は、完治はかなり難しいようです。

発見されたときのステージ(病気の進行度)も、もちろん完治率に大きく影響を与えるでしょうが、それよりも、手術前後の栄養療法・免疫療法などの方が圧倒的に影響は大きいでしょう。
安達漢方薬局のガンの免疫療法
 
ガンのステージに関わらず

重要な基本となる治療《本治療法》と、それ以外の治療《標治療法》があります。


しっかりとした基礎(本治療法)の上に

必要に応じさまざまな治療(標治療法)を積み上げることが重要であり、

最も効果的であります。

その上で、西洋学的治療を受けることです。


安達漢方薬局のガンの免疫療法




 本治療法(がんと戦うための基礎治療)

以下の5つの療法を同時に実行することがポイントです

■免疫療法  
免疫細胞は、ウイルスや細菌・がん細胞から身体を守っていますが、その機能が衰えると病気になってしまいます。免疫療法は、この免疫細胞を活性化してその力を強化する治療法です。さまざまな製品がありますが、正しい製品選びと活用方法をご指導いたします。

■血行改善  
十分な栄養を摂取しても、血液の流れが悪くては全身の細胞にはいきわたりません。また、免疫機能が十分に機能するためにも血行の改善は不可欠です。そのための方法をご指導いたします。

■活性酸素除去療法  
DNAに不可逆な傷がつき、複製にミスがおきがん遺伝子となり、細胞をがん化させる最大の要素が活性酸素といわれています。体内の活性酸素を除去する方法をご指導いたします。

■メンタル療法  
がんを治す上で最も大切なことは、患者さん自身が「治る」と思っていることです。患者さん自身が、「治る」と思っているか「無理だ」と思っているかによって、同じ病期・状態でも結果は大きく変わってきます。ストレスは、がん治療において大敵です。ストレスの受け止め方やストレスを上手にコントロールすることも大切です。自分で行うツボ刺激や、自律神経を安定させ免疫細胞が正常に働くようにする自律神経免疫療法などをご指導いたします。

■栄養療法    
最終的にがん細胞を押さえ込むのは手術や抗がん剤・放射線ではなく、患者さん自身の免疫力・治癒力であり、栄養と密接に関わっています。そのポイントをご指導いたします。
      
▶生命を維持させるために必要な栄養素をしっかり取り、体力・免疫力・気力を増進させる。
▶がんを増殖させる因子の排除
▶がんを抑える栄養素の摂取

 
 標治療法

■血管新生阻害  
固形がんは、栄養素や酸素の供給のため血管新生因子を分泌し、腫瘍血管を誘導することにより著しい増殖や転移を起こします。増殖や転移を食い止めるためには血管新生を阻害する必要があります。

■テロメラーゼ活性阻害  
がん細胞はテロメラーゼ活性をもつため、無限に近く増殖することができる。がん細胞の分裂を阻止するためには、がん細胞のテロメラーゼ活性を破壊することが必要です。
 
 西洋医学(手術・科学療法・放射線)

■しっかりとした本治療法の上に、様々な標治療法や西洋医学的治療を積み上げることが
重要であり最も効果的であります。


⇒「ガンの免疫活性療法」についての解説はこちらへ
⇒ガンの免疫療法に使われる製品と漢方療法の解説はこちらへ
↓ここからは少し専門的な内容になりますが、とても大切なことです。                    ↓知識を深めたい方はご覧ください。
 1.発ガンのメカニズムと癌の自然史について

1.発ガンは遺伝子の損傷
成人の体は約60兆個の細胞から成り立っている。個々の細胞は分裂しながら特徴的な機能を獲得し(分化)、種々の臓器や組織を形づくっていく。細胞は分裂によって増えると同時に、一方で不要な細胞や傷ついた細胞は生理的な機能で死んでいく。これをアポト−シスという。例えば、消化管の粘膜上皮細胞の寿命は数日、肝細胞の寿命は約200日であり、生理的な細胞回転によりアポトーシスと細胞分裂を繰り返すことにより、組織の若返りと恒常性の維持を計っている。ただし、神経や筋肉細胞のように分裂能を喪失している細胞もある。平均すると体の約1/200の細胞は毎日アポトーシスによって死に、それに相当する細胞が分裂によって補われている。正常な細胞では細胞死と増殖のバランスが保たれ、決して無秩序に増殖することはない。
DNAのなんらかの化学変化(損傷)が生じると、情報が欠如したりあるいは間違った情報となって、細胞の働きに異常をきたす。特に増殖や分化に関連するような重要な遺伝子に異常が生じると、がん細胞になるのである。

2.癌の自然史
腫瘍組織の体積が2倍になる時間を体積倍加時間(doubling time)という。1個のがん細胞からスタートして1.0gの腫瘍組織になるためには30回分の体積倍加時間が必要となる。
体内でのがん組織の体積倍加時間は一般には意外と長く、数百日のレベルにあることが報告されている。その原因として、がん組織の中では酸素や栄養の供給が不十分になりやすいこと、細胞分裂する一方で、がん細胞を自らがアポトーシスを起こしたり、免疫細胞による攻撃を受けたりして消失すること、などが挙げられている。
臨床癌のなかでも、10日から1ケ月前後で2倍になるような悪性度の高い癌がある一方、何年間もほとんど大きくならないおとなしい癌もある。


発ガンのメカミズムを癌の自然史(成長)のイメージ
早期がんといっても、がんの自然史からいえば、がん発生から1年〜数年経過している場合がほとんどである。


 2.ガンの予後における癌細胞増殖力と免疫力の関与

がん細胞を攻撃する治療(侵襲的治療)は一時的にがんの縮小をきたしても、免疫力の低下により再びがん細胞の増殖をきたし(がんの再燃という)、がんの増殖速度も増す結果となり、多少の延命があっても死を迎える。
免疫力を高め、ガンの増殖速度を抑えれば、延命効果やがんとの共存が期待できる。
免疫力が充分に増強され、がん細胞の増殖がしっかり抑制されれば、退縮(消失)も期待できる。
がん治療の予後の良し悪しは、免疫力で決定されるのである。


ガンの予後における癌細胞増殖力と免疫力の関与のイメージ
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