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Q6 漢方薬の副作用は?

漢方薬も薬です。正しい使い方を間違えると副作用が出ることもあります。
正しい使い方とは、症状と体質の判断基準である陰陽・虚実、臓腑弁症などの漢方特有のからだの診かたのことです。
たとえば、お腹が冷えやすい人が、大黄の入った漢方薬を服用としたとします。大黄はお腹を冷やす働きがありますから、当然のことながらお腹は冷えて、腹痛や下痢をおこすことになります。
自分で選んで服用したのか、医師や薬剤師に出してもらったかは別にして、下痢や腹痛はその漢方薬の副作用ではなく、その漢方薬が適切でなかったことだけなのです。
牛乳を飲むと下痢する(乳糖分解酵素の不足)人がいたとします。それはけっして牛乳の副作用とはいいません。牛乳が合わないといいます。それと同じです。
あなたの症状と体質に合わせて使えば、99%の確率で副作用が出ることはありません。

過去の漢方薬の副作用問題は、漢方薬の知識が少ない医師による遣い方の間違いから生じたことといっても過言ではありません。