症例 概略
不妊症-3 愛知 S・Yさん(S48生)治療開始年齢30歳
 結婚して4年。妊娠暦なし
PMS (月経前緊張症/月経前症候群)がある。体調が悪くても無理をして頑張りすぎ、体調が不安定。
卵巣嚢腫と2pほどの子宮筋腫あり。
漢方治療を始めて1年2ヵ月後に自然妊娠するも4週で流産。
その後半年後に自然妊娠し、無事出産。

体調:疲れやすく冷え症、のどのつかえ、動悸などあり。生理周期は28〜30日型で順調。生理痛は軽い。食事は美味しい。

神経疲労が多くみられ、そこにポイントをおいて疎肝活血・補腎調経を目的とした漢方薬を処方する。
平成16年2月
   逍遥散合四物湯加紫河車鹿茸菟絲子鶏血藤桃仁紅花を1日3回服用開始
平成16年3月〜平成17年4月
   同一処方を1日3回服用
平成17年5月
  *妊娠
妊娠が成立したため芎帰膠艾湯合寿胎飲にする。
平成17年6月
   残念なことであるが4週で流産
   芎帰調血飲加桃仁紅花を30日処方
平成17年7月
   芎帰調血飲加桃仁紅花紫河車人参に変方。1日3回服用
平成17年8月〜平成17年12月
   同一処方を1日3回服用
平成18年1月
   *妊娠
妊娠が成立したため当帰芍薬散合寿胎飲加鹿茸にする。
平成18年2月
   *つわりがあるため
   当帰芍薬散合香蘇散を1日3回服用
平成18年3月
   *経過良好
   当帰芍薬散合香蘇散を1日3回服用
平成18年4月
   *つわりもなくなり経過良好
   当帰芍薬散合寿胎飲を1日3回服用
平成18年5月〜平成18年8月
*途中足のむくみなど軽い症状があったものの経過順調
平成18年9月
* 出産