よくある質問TOP10 質問内容
Q2 漢方のエキス剤はどこのメーカーでも同じですか?

2つの違う点があります。

1つ目は、使われている材料である生薬の品質の問題です。漢方生薬は産地や生育期間により大きな品質の違いがあります。
例えば、朝鮮人参の場合、中国産の2~3年物と韓国産5~7年物とは価格で10~100倍の差があります。当然効果にも大きな差があります。希少品にはプレミアがついて効果以上の価格がつきますから(例えば天然10年物で1本20万円)、必ずしも価格の分だけ効果も高いとはいえません。
また漢方薬の原材料である生薬はほとんどが栽培品でありますから、残留農薬や地質の重金属の問題もあります。この問題は、効く・効かないということではなく、副作用というとても重要なことであります。
以上の観点から
(1)企業は利益を上げなければなりません。高品質の生薬を使えば原価は高くなります。特に、医療用漢方エキス剤は薬価が決まっています。
一般には、エキス剤に使用されている生薬は、一部のメーカーを除いてあまり高品質なものは使用されていません。
私の経験(お湯に溶かしたときの色、味、香りなどで判断)では、良い材料という観点と残留農薬や重金属のからの安全性の管理において、K社が一番品質が良いと思います。

(2)2つ目は1日分に含まれている内容量の問題です。一般に販売されている製品の1日分の内容量は煎じ薬の半分以下、メーカーによっては⅓以下のものも少なくありません。これは厚生労働省の指導で薬の効能より安全性(からだに合ってないものを服用しても副作用が出ないなど)を重要視した結果のことです。
これでは、たとえ自分に合っているものを飲んでも効いてこないことがあります。最低必要量の成分量を満たしているものを選ぶことです。

安達漢方薬局は以上を厳格に管理しているメーカー以外とは取引をしていません。